首こりからくる頭痛の原因と受診の目安
2026/10/23

「夕方になると頭が重くなる」「首のつけ根がガチガチで、こめかみまでじわじわ痛む」。整骨院でお話をうかがっていると、首こりと一緒に頭痛を感じている方は少なくありません。小田急線での通勤中にスマートフォンを見続けたり、在宅でのパソコン作業が長くなったりすると、首まわりの負担はどうしても大きくなります。
この記事では、首こりと頭痛がどのように関係しているのか、こりを招きやすい原因、自宅でできるセルフケア、そして首こりだと自己判断せずに医療機関を受診してほしい頭痛のサインまでを、わかりやすくまとめました。
首こりと頭痛はどうつながっている?
頭痛にはいくつかの種類がありますが、首や肩のこりと一緒に起こりやすいものとして知られているのが「緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)」です。頭全体や後頭部、こめかみのあたりが、ぎゅっと締めつけられるように重く痛むのが特徴で、ズキンズキンと脈打つような痛みとは感じ方が異なります。
首の後ろには、頭を支えるための筋肉が何層にも重なっています。代表的なのが、首から肩、背中にかけて広がる「僧帽筋(そうぼうきん)」、首の横から肩甲骨につながる「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」、そして頭のつけ根の奥にある小さな筋肉の集まり「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」です。
大人の頭の重さは、一般にボウリングの球ほど(体重の約1割)といわれます。頭が前に出た姿勢が続くと、これらの筋肉は重い球を支え続けるような状態になり、こわばって血のめぐりが悪くなります。その張りが頭の筋肉や周辺に伝わり、締めつけられるような頭の重さとして感じられると考えられています。
一方で、頭痛には首こりとは関係のないものもあります。片頭痛(へんずつう)のように、体を動かすとかえって痛みが強まるタイプもあるため、「頭痛=首こり」と決めつけないことが大切です。
首こりを招きやすい原因
1. うつむき姿勢が長い
スマートフォンや手元の書類を見るとき、頭は自然と前に傾きます。首が前に倒れる角度が大きいほど、首の後ろの筋肉にかかる負担は増えていきます。
2. パソコン作業で頭が前に出る
画面に顔を近づける姿勢や、低いノートパソコンを見下ろす姿勢が続くと、あごが前に突き出た状態になりやすく、首のつけ根に負担が集中します。
3. 目の疲れ
画面を集中して見続けると、まばたきが減り、目のまわりや額に力が入りがちです。目の疲れと首肩のこわばりは一緒に起こりやすいといわれます。
4. 冷えと緊張
朝晩が冷え込む季節は、肩をすくめた姿勢になりやすく、首まわりがこわばりがちです。精神的な緊張やストレスが続くときも、無意識に肩や首に力が入っています。
5. 合わない枕や睡眠不足
高すぎる・低すぎる枕で首が不自然な角度のまま眠ると、朝から首が重く感じることがあります。
当院でも施術前の問診で、頭痛が出る時間帯や痛む場所、デスクワークの時間、睡眠の状況などをうかがい、首肩の動きや姿勢を確認しています。
自宅でできるセルフケア

- 首を温める:蒸しタオルを首の後ろに数分あてたり、ぬるめのお湯にゆっくりつかったりして、首まわりを温めましょう。熱すぎる温度は避けてください。
- 肩回し:両手を肩に置き、ひじで大きな円をかくように、後ろ回しにゆっくり5〜10回まわします。肩甲骨が動くのを意識しましょう。
- あご引き:背すじを伸ばして座り、目線は正面のまま、あごを軽く後ろに引いて5秒キープします。二重あごを作るようなイメージで、5回ほど繰り返します。
- 首の横のストレッチ:右手で頭の左側に軽く手を添え、ゆっくり右に倒して首の左側を伸ばし、深呼吸しながら20秒。反対側も同様に行います。痛みが出ない範囲で、反動をつけずに行いましょう。
- 画面の高さを見直す:画面の上端が目の高さか少し下にくるよう調整すると、頭が前に出にくくなります。30分〜1時間に一度は立ち上がって、遠くを眺めましょう。
- 手のひらでさする:首のつけ根から肩にかけて、手のひらでやさしくさすってほぐします。強く押したり、もんだりしすぎないようにしましょう。
なお、ズキンズキンと脈打つように痛むときは、温めたり動かしたりするとかえって痛みが強まることがあります。その場合は無理にストレッチをせず、静かな場所で休みましょう。頭痛薬の使い方については、医師や薬剤師にご相談ください。
すぐに医療機関を受診してほしい頭痛
次のような頭痛は、首こりによるものと自己判断せず、すぐに医療機関(脳神経外科・脳神経内科など)を受診してください。症状が強い場合は救急車を呼ぶことも検討しましょう。
- 突然、今までに経験したことのない激しい頭痛が起きた
- 手足のしびれや力が入りにくい、ろれつが回らない、物が二重に見える
- 発熱を伴う、首を前に曲げにくいほど首が硬い
- 頭を打ったあとに頭痛が出てきた
- 日ごとに痛みが強くなる、吐き気や嘔吐を繰り返す
- 夜間や明け方に痛みで目が覚める
また、頭痛の回数が増えてきた、市販の頭痛薬を飲む日が多くなったという場合も、一度医療機関で相談することをおすすめします。当院でも問診で気になる症状があれば、施術よりも先に医療機関の受診をおすすめしています。
よくある質問
Q. 首こりからくる頭痛は、温めたほうがいいですか?冷やしたほうがいいですか?
A. 締めつけられるような重い頭痛で首肩がこっているときは、温めると楽に感じる方が多いです。一方、ズキンズキンと脈打つような痛みのときは、温めると強まることがあるため、静かに休むようにしましょう。判断に迷うときは医療機関にご相談ください。
Q. 整骨院では頭痛をみてもらえますか?
A. 整骨院では頭痛そのものの診断はできません。まず医療機関で危険な頭痛でないことを確認していただいたうえで、当院では首や肩のこわばり、姿勢のくせなどを確認し、体の状態に合わせた施術やセルフケアのご提案を行っています。
Q. 首こりや頭痛で健康保険は使えますか?
A. 整骨院で健康保険が使えるのは、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などの急性のけがに限られます。慢性的な首こりや、それにともなう頭の重さに対する施術は保険の対象外(自費)となります。
百合ヶ丘mana整骨院で首まわりのケアを

百合ヶ丘mana整骨院は、小田急線「百合ヶ丘」駅から徒歩約8分、「新百合ヶ丘」駅から徒歩約12分の整骨院です。当院では、問診・検査で頭痛の出方や生活習慣をうかがい、首・肩・背中の筋肉の張りや姿勢を確認したうえで、もみほぐしやストレッチ、骨盤・背骨の矯正などを組み合わせて施術を行います。はり師・きゅう師の資格を持つスタッフによる鍼・灸もご相談いただけます。ご自宅でできる姿勢の工夫やストレッチもお伝えしています。
平日は9:00〜20:00、土曜・日曜・祝日も9:00〜17:00まで営業しています(休診は年末年始、予約制)。駐車場は店舗前に1台(ホームページの予約サイトからご予約いただけます)、近隣のスーパー三和と提携しており、駐車券をお持ちいただくと2時間無料になります。坂道や階段の多い麻生区で毎日を元気に過ごせるよう、首こりや頭の重さが気になる方は、百合ヶ丘mana整骨院にご相談ください。
所在地:川崎市麻生区百合丘1丁目15-3 ブライト百合丘/ご予約・お問い合わせ:044-328-9683(ネット予約は24時間受付)
この記事の監修者
百合ヶ丘mana整骨院の柔道整復師が監修しています。当院には柔道整復師のほか、はり師・きゅう師の資格を持つスタッフも在籍しています。
この記事は一般的な情報です。症状には個人差があるため、気になる症状は医療機関や専門家にご相談ください。








